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知っておきたい文章のお約束、基本事項です。
言葉の統一 語尾の使い分け カッコの使い方
!と?の使い方 同じ音を重ねない (笑)や顔文字の使用
主語を忘れずに 「の」の連続をさける 「……」を多用しない
文章のルール あいまいな文章
「てにをは」の使い方 無駄な語尾を削る

文章の基本

語尾の使い分け                    

 文章には、語尾を「〜だ」「〜である」で締めくくる「だ・である」調の文章と、
 語尾を「〜です」「〜ます」で締めくくる「です・ます」調の文章があります。

 どちらの語尾を使うかによって、文章の雰囲気が大きく変わります。
 使い分けのポイントは、

1・誰に読んでもらうのか?
2・自分をどう見せたいのか?

 
 の2つです。
 「だ・である」調の文章は、断定的で威圧感のある文章です。
 自分を権威づけたいとき、生徒や目下の人などに使う場合には有効です。
 ただし、有り体に言って「偉そう」な印象を与えるので、
 基本的に使わない方が無難です。

 一方「です・ます」調の文章は、ていねいでソフトな印象を与えます。
 Webサイトなどの大勢に向けて書かれた文章では、
 「です・ます」調を使った方が余計な反感を持たれないのでオススメです。
 難しい内容の文章に使うと敷居が下がるので、敬遠されにくくなります。
 ただし、親しい友人のメールなどに使うと、
 距離を置いているように見られるので注意が必要です。

●「だ・である」調の文章例
 人と話をする場合は、こちらの伝えたいことを理解してもらうために、
 それなりに気を使って話さねばならない。
 物事を順序立てて、相手にわかるように言葉を選んで話すのだ。
 会話のうまい人は、興味を持って話を聞いてもらうために、
 緩急を付けたり、ジョークを交えたりするのである。

●「です・ます」調の文章例
 人と話をする場合は、こちらの伝えたいことを理解してもらうために、
 それなりに気を使って話さねばなりません。
 物事を順序立てて、相手にわかるように言葉を選んで話すのです。
 会話のうまい人は、興味を持って話を聞いてもらうために、
 緩急を付けたり、ジョークを交えたりします。


 いかがでしょうか?
 「だ・である」調の場合は、先生が生徒に教えているような威圧的な感じがします。
 自信があるように見えるので、目下の相手を説得するのに有効です。
 一方、「です・ます」調の文章は、口調が軟らかいため、受け入れられやすいです。
 不特定多数の人に読んでもらう文章は、「です・ます」調の方が適しています。


同じ音を重ねない                       

 字面では問題が無くても、読むとなんだか引っかかるという文章があります。
 その原因の1つが、同じ音を重ねているコトです。

●例
「学校に行ってから、言うよ」

 この文章に違和感を感じませんか?
 「行って」「言う」という同じ音を重ねていると、引っかかりを覚えます。
 もし、同じ音が重なりそうになったら、別の言葉に書き換えてみましょう。


●改善例
「学校に行ってから、話すよ」
「学校に着いてから、言うよ」
「学校に到着してから、話すよ」

 同じ音が重なりを見つけるためには音読するのが一番です。
 声に出して読んでみて、違和感を感じる部分を探してみましょう。


●良くある音の重なりと言い換え例
× 高山さんの私用の車を使用したい。
○ 高山さんの車を使用したい。

× まだ試用期間中の新薬を使用する。
○ まだ試用期間中の新薬を服用する。

× 文章の中で、近くで同音を繰り返すのはやめましょう。
○ 文章を書くときは、近くで同音を繰り返すのはやめましょう。


『の』の連続をさける                      

●例
 私の姉の好きな本のタイトルは『罪と罰』だ。
 
 上の文章では『の』が3連続で続いてしまっています。
 こういった文章は、稚拙でわかりづらい印象を読む人に与えます。

 『の』は2つまでならたいした力を発揮しませんが、
 これが3体そろって合体したとき、悪文という恐るべき魔物へと変貌します。


 見直してこういった表現を見つけたら、かならず息の根を止めてください。
 では、この例文を直してみるとしましょう。

●改善例1
 姉の好きな本のタイトルは『罪と罰』だ。

●改善例2
 
姉の好きな本は『罪と罰』だ。

 はい、これだけでOKです。
 書かなくても自明の理である表現は削ってしまって問題ありません。
 いらない修飾語は消して、なるべく『の』連続をひかえるようにしましょう。


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